書店員に向いている人6選。資格・必要なスキルとは?

書店員の仕事

ネット書店・電子書籍の台頭により、近年書店の数はどんどん減少しています。

それでも

「書店で働いてみたい」
「書店の仕事に興味がある」
「いつか自分で本屋を開いてみたい」

という人もいるのではないでしょうか。

今回は、元書店員の私が実際に書店で働いた経験から、書店で働くのに向いている人をご紹介したいと思います。

 

ぼっけぴよ
ぼっけぴよ

ちょっとでも「書店で働いてみたい!」と思ってる人は必見です!

書店員に向いている人の特徴

本が好き

「そりゃそうだろ」と思うかもしれませんが、実は本を全く読まないのに書店で働いている人は結構います。

ですが、本が好きな人が多いのも事実です。

本を扱う仕事なので、「本が好き」というのも書店で働くには大事な要素です。

探究心がある。

本が好きな人にとって書店はパラダイスです。

ですが、本が好きなことと働くことは違うことです。

「本が好きで毎日書店にいきます!」や「本を月に20冊読みます!」というだけでは当然働くのは難しいです。

書店には、その人にとって全く興味のないジャンルの本もたくさんあり、

・普段料理をしない人が料理本の担当に。
・結婚しておらず、子どももいない人が児童書の担当に。
・文系出身なのに工学系などの資格本の担当に。

など今まで触れたことのないジャンルを任されることもよくあります。

当然、そのジャンルのどんな本が売れているのか、どのくらい入荷があるのか、新刊がしっかり入ってくるのか、などを勉強をしなければいけません。

また、自分の好きな本、担当のジャンル以外の本を探しているお客様も当然います。

お客様の要求にどれだけ答えられるかは、その店員の知識や経験によって変わってきます。

ですので、あらゆる物事について常に関心を持っておく必要があるのです。

流行に敏感

御存じのとおり、インターネットの普及によって本が売れなくなり、書店の数は毎年激減しています。

そんな厳しい状況で生き残るには、いかにして本を一冊でも多く売るのかが重要となってきます。

そのために、普段から「世間で今何が起きているのか」「何が流行っているのか」をニュースやSNSでチェックすることが必要になります。

本がテレビで紹介されたり、ネットで注目されたりすると、それを見たお客様が「読んでみたい!」と思い来店されます。

特に最近はSNSの効果が強く、少しでもバズると普段は書店に来ないような人も来る場合があります。

それを知らずに本を売り逃すと「ここは品ぞろえが悪い店だな」とお客様は思い、最悪二度と来なくなる可能性があります。

少しでも本を売り逃さないように、常にアンテナを張り続けることが大切です。

 

コミュニケーション能力がある。

書店の主な業務は接客です。
当然、人を相手にするお仕事なのでコミュニケーション能力が必要になってきます。

ここでいうコミュニケーション能力とは「おしゃべりが得意」「話がおもしろい」ということではありません。

私が思う書店員に必要なコミュニケーション能力は

「自然な笑顔ができる」
「相手の話をしっかりと聞くことができる」

だと思います。

書店の接客は、アパレルショップや家電量販店などの他の小売業とは違い、
店員側からお客様に声をかけることはほとんどありません。

売り場で物色している人にかけより、
「今こちらの商品が大人気です!!いかがでしょうか!」
などと話しかけることはしません。(私ならそんな書店絶対に行きたくないですww)

書店の接客は主に

レジでの会計の際のやりとり
本の場所を聞かれた時のご案内
新刊の予約や注文の問い合わせ

など、ほとんどは受け身になります

しかし、こちらから話しかけないからといって、接客を疎かにしてもいいというわけではありません。

お客様が話しかけやすいような笑顔の接客を心掛け、問い合わせを受けた際は親身になって話を聞くことができる力が必要です。

ものづくりが好き

絵を描いたりハンドメイドが好きな人も向いているかもしれません。

手作りのPOPや装飾はお客様の目を引きやすく、売り場を彩る効果があります。

ですが、POP作りに最初からデザインセンスは必要ありません。
たとえ不格好やきれいな字でなくても、「これがオススメです!」という強い思いが伝わればいいのです。

しかし、それでもやはり、POP作りが得意な人たちは、目を引くPOPやきれいな売り場をまるで職人のように作り上げます。

私はPOP作りは得意な方ではなかったので、かわいいイラストやきれいな字を書ける人がうらやましかったです・・・。

自分にもっと絵心があればよかったのにと今でも嘆いています・・・。

体力がある

以外かもしれませんが書店業務は力仕事です。

店内では常に立ちっぱなしで仕事をします。

また、引っ越しで本を運んだ経験がある人は分かるかもしれませんが、本が何十冊も入った段ボール箱はかなりの重さになります。

そんな重い本が入った段ボール箱が、一日に数十箱も入ってきます。
同時に、棚を入れ替えるために本を返品する必要があるので、それも運ばなければいけません。

なので書店員は腰を痛めてる人が多いです(笑)

書店員に向いている人特徴のまとめ

私が思う、書店員に向いている人を紹介してみました。

ですが、このようなスキルが無いと書店員になれないというわけではありません。

このスキルがあれば書店員として有利になるというだけです。

「本をあまり読まない」「接客業なんてしたことない」「絵なんて描けないし字も下手だ」という人でも働くことはできます。

そういうスキルなどは働いていくと自然と覚えていきます。

書店員になるのに特別な資格や試験はありません。

ですので、少しでも書店の仕事に興味がある方はアルバイトからでもいいので始めてみるのはいかがでしょうか。

書店員になるには?正社員、アルバイトの働き方の違いとは?
本が好きな人にとって、本に囲まれて仕事をする書店員は憧れの職業なのではないでしょうか。しかし、どうやって書店員なるのか分からない人も多いのではないでしょうか?今回は書店員になる方法を私が書店に入社したときの経験も踏まえてご紹介します。

 

ぼっけぴよ
ぼっけぴよ

やっぱり本好きにとって書店は夢のような職場だもんね

売り坊
売り坊

人によっては書店に行くとなぜかトイレが近くなるらしいけどな

ぼっけぴよ
ぼっけぴよ

そ、そうなの?

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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