・自分の文章に自信がない。
・メールのやり取りが苦手
・ブログを始めたけどうまく書けない。
そういった方は多いのではないでしょうか。
そんな文章を書くことに困っているあなたにおすすめしたいのがメンタリストDaiGoさんの
『人を操る禁断の文章術 』です。
この本ではメンタリストとして活動しているDaiGoさんによる
「相手の心をつかむ文章の書き方」が紹介されています。
かくいう私もブログを運営しているため、文章スキルをもっと上げたいと常に思っています。
実はこちらの本は多くのライター・ブロガーさんが紹介しており、私も知り合いのブロガーさんが紹介してたのを見て読んでみようと思ったのです。
本書を読むことで「文章を使って相手を思うままに行動させたい人」になれる!!!(かもしれません)ので、文章に悩みがある方は必見です。
- 営業職、販売職に勤めている人。
- ライター、ブロガー、アフィリエイターなど文章を書く仕事をしている人。
- セールスレター、お店のPOPなど商品を紹介する文章を書きたい人。
- Twitterなどで人の心をつかみインフルエンサーを目指したい人。
「文章を使って相手を思うままに行動させたい人」のための本なので、
美しい文章や小説家になりたい人には向いていません。
では詳しく見ていきます。
『人を操る禁断の文章術』の概要
たった1行で、人は踊らされる。メール、企画書、LINEで使えるメンタリズムシリーズ最終兵器。(引用:「BOOK」データベース)
こちらの本はかんき出版 より2015/1/21に発行されました。
ページ数は224ページ。
非常に読みやすい内容なので普段読書をしない人も気軽に読める内容だと思います。
著者/メンタリストDaiGoさんの紹介
メンタリストDaiGoさんといえばTVやニコニコ動画、Youtubeなどで活動しておりご存じの方も多いと思います。
また、DaiGoさんは書籍も数多く出版しています。(結構売れてますby元書店員)
多くの人の心をつかみ、数多くの書籍も出しているDaiGoさん流の文章術の本ということなので、その技術詰まっていると思います。
『人を操る禁断の文章術』の要約
本書は以下のような構成になっています
第2章:「書かない」3原則で人を操る
第3章:人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない
第4章:あとは、5つのテクニックに従って書くだけ
第1章:文章が持つ力は∞(無限大)
これは今から十数年前、アメリカの大型量販店での出来事です。ある売り場担当者が紙オムツ売り場に「ある文章」を提示することで、紙オムツよりも高価なまったく別の商品の売上を大幅にアップさせました。その商品とはなんでしょう?(本文p.30)
みなさんも考えてみてください。
わかりましたか?
ヒントとしてここで売り場担当者が売り場に提示したコピーがこちらです。
「今しか見れない姿、残しませんか?」(本文p.31)
もう分かりましたよね?
売り場担当者が紙オムツ売り場に陳列したのは「使い捨てカメラ」です。
子どもの成長は早く、紙オムツを使う年代の子たちはあっという間に大きくなります。
このコピーがあることで紙オムツを手に取ろうとした人は、かわいい我が子の今の姿を一瞬想像し、それを写真に収め残しておきたいと思います。
たった一行の文章で買う予定のないカメラを買うように促すことができるのです。
このように、この本では文章には相手に意思や言葉を伝える手段だけではなく、
人の心を動かして行動させる力があると紹介しています。
このことを踏まえ、第2章~第4章では実際に文章を書く上のテクニックを紹介しています。
第2章:「書かない」3原則で人を操る
心を動かす文章には共通する3つの法則があると紹介しています。
2.きれに書かない・・・きれいな言葉ではなく、読み手の感情に響く言葉を選ぶ
3.自分で書かない・・・どういう人が読むのか十分調べる。
3原則を一言でまとめると、「自分本位で書くのではなく、相手の感情に訴える文章を書く」ことが重要であると重います。
あれこれ書くと重要な部分が伝わらず結局何が言いたいのかわからなくなります。
ビジネスメールや時効の挨拶から始まる丁寧な文章は確かに美しい言葉使いかもしれませんが、上っ面な文章となり、これだと相手の心を動かすことができません。
まず伝えたい相手の行動や心理を読み解き、自分主観の文章を書かないようにすることが大切です。
これらの3原則は文章に限らず普段の日常会話やセールストークでも活かすことができるのではないでしょうか。
第3章:人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない
第2章で述べられていた通り、文章を読んだ相手に行動を起こさせるには、相手の心に寄り添うことが大切です。
きれいな文章よりも自分の欲求を満たすことが書かれている文章に人は興味を持ちます。
文章で相手の感情を揺るがし、行動を起こさせるには下記7つの引き金(トリガー)を文章に埋め込むことが大事だと述べられています。
2ホンネとタテマエ・・・人のホンネとタテマエの間にハマる内容を文章で示す
3.悩み・・・人の悩みは健康、夢、人間関係、お金の4つのどれかに当てはまる
4.ソン・トク・・・正直にデメリットを伝えると信頼を得られる
5.みんな一緒・・・読み手の同世代と比較させるなど共通点を例に出す
6.認められたい・・・相手の承認欲求をくすぐる
7.あなただけの・・・人は規制・限定されると欲しくなる
第4章:あとは、5つのテクニックに従って書くだけ
ここまで3つの原則と7つの引き金が紹介されてきました。
ただ、「原則やら引き金やらたくさん出てきたけど、実際どうやって書けば分からん!!」
となるかもしれません。
第4章ではこれまでのことを踏まえ実際に書くためのテクニックを紹介してあります。
2.なんども繰り返す・・・重要な部分や一番伝えたい部分を表現を変えて繰り返す
3.話しかけるように書く・・・対話形式で書く
4.上げて、下げて、また上げる・・・途中でネガティブな情報で下げて最後に上げる
5.追伸をつける・・・一区切りさせたあとに伝えたい願望や行動させたいことを書く
まとめ/『人を操る禁断の文章術(メンタリズム)』を読んだ感想
DaiGoさんの本を読むのはこれが初めてだったのですが、5つのテクニックの3.話しかけるように書く使われており、まるでDaiGoさんがこちらに話しかけてくるような文体でとても分かりやすく書かれています。
まるでDaiGoさんのセミナーを受けているようでした(笑)
さすがメンタリストということもあり、冒頭の紙オムツの事例で私は「おもしろい、先を読んでみたい!」とさっそくメンタリズム文章術で、心を掴まれてしまい気づいたら本を持ってレジにならんでいました(ちょろい)
すぐにでも実践できそうなテクニックが満載なので、本書を読んで相手を思うままに行動させるようなライティングスキルを身につけましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【追伸】
今回のように読んだ本を書評記事として今後もまとめていこうと思っております。
また、書店で本の探し方が分からないという人のために元・書店員流の本の探し方も紹介していますので興味がある方はそちらもご覧ください。
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